TOEIC 550点は英検やTOEFLならどれくらいのレベルに相当するのか?
今回、欧州で使われている、言語教育の達成度を測る尺度"The Common European Framework of Reference for Languages: Learning, Teaching, Assessment (CEFR) "を使って、比較・換算してみました!
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| CEFRによるTOEIC, TOEFL, 英検, 学校英語の比較・換算 |
CEFRの基準では、初級・中級・上級をさらに2段階に分けて、計6段階で位置づけます。各テストの主催団体が、CEFRに換算した場合の結果を公式に発表しています。
ですから、それなりに信憑性はあるかと思います。なお、TOEICはリーディングスコアとリスニングスコアに対して別々のCEFRが設定されていて、それを無理やり合算して合計スコアとしていますので、大雑把なものとして見てください。
さて、スコアの比較です。
例えば、TOEICの平均値に近い550点レベルは、英検2級、高卒相当、TOEFLスコア 57-86点となります。
妥当でしょうか? 意外だったでしょうか?
まぁ、比較の基準はあるわけですが、それぞれテストの中身も目的も違うので、そうはいってもどうなんだという部分が多いような気もします。
TOEICは日常会話やビジネスシーンを中心としていますが、英検は日本の英語学習課程を基準に作られています。また、TOEFLはアカデミック環境での英語運用力を測定します。内容もTOEICだけは、上級レベルでもスピーキングのテストが課されません。
ですから、TOEICで945点取ったから、英検1級を受けて受かるかは分かりません。
しかしながら、割と研究されて編み出された換算方法がありますので、一応の比較をすることはできるのですっ!
◆ 参考文献
"Mapping the TOEIC and TOEIC Bridge? Tests on the Common European Framework of Reference for Languages", ETS
http://www.ets.org/s/toeic/pdf/toeic_cef_mapping_flyer.pdf
※リスニングとリーディングスコアを合算
"Mapping TOEFLR iBT on the Common European Framework of Reference", ETS
https://www.ets.org/Media/Research/pdf/CEF_Mapping_Study_Interim_Report.pdf
「英検と CEFR との関連性について研究プロジェクト報告」 日本英語検定協会
http://www.eiken.or.jp/eiken/group/result/pdf/report_02.pdf
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※リスニングとリーディングスコアを合算
"Mapping TOEFLR iBT on the Common European Framework of Reference", ETS
https://www.ets.org/Media/Research/pdf/CEF_Mapping_Study_Interim_Report.pdf
「英検と CEFR との関連性について研究プロジェクト報告」 日本英語検定協会
http://www.eiken.or.jp/eiken/group/result/pdf/report_02.pdf
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