英語をどうしたらうまく聴き取れるようになるのか?
Shige-sanは長年悩んできました。
海外出張に行って、相手がなにを言ってるのかわからず、とりあえず笑っとけという場面を何度繰り返したことか。
同じ日本人の中で、英語でうまくコミュニケーションをとれている人を見ていると、流暢でなくてもよいことがわかります。比較的簡単な単語の組み合わせでも、相手にもきちんと伝わっているのです。それを見て、自分は何度枕を涙で濡らしたことか!
そんな悔しい思いを振り返り、その理由を考えました。
分かったのが、「伝わる言葉を話せる人は、相手の話す英語をきちんと聴くことができる」という、超当たり前の事実でした。
聴けているから、相手に伝わる内容で言葉を返せる。英語が流暢でなくても、その内容が的を得ていれば、相手はうなずくわけです。
書く前に、読める前に、しゃべる前に「聴けなきゃコミュニケーションが始まらない」ということを痛感しました。
リスニング強化に取り組むも失敗
考えてみると、赤ん坊は「聴く→しゃべる→書く・読む」の順番で成長していきます。言葉をしゃべれない時期でも、雑音と言葉は聴き分けています。そう考えると、リスニングの強化は英語上達のために真っ先にやらねばなりません。
こうしてリスニング強化を始めましたが、最初は大失敗します。
ニュースの聴き流しを、数か月しました。でも、集中して聴いていないので、頭は雑音として処理したようです。電車の中で英語音声はかけているけど寝てましたし。
さっぱり効果が上がらないし、TOEICスコアまで下がりました。
そんなダメ状況の中でも気づきがありました。
テレビで見たとか、日本語で知っているニュースは、なんとなく英語でも耳に入って来ることです。例えば、「Japan」という音が聞こえると、耳が注意を傾け始めます。そして、単語を拾って言った結果、「あれは昨日見たニュースのことじゃないか?」と気づくことができる。
頭の中に引っ掛かるものがあらかじめあれば、耳がより詳しい情報を取りに行こうとします。
これを生かさない手はないという話になります。
失敗から学んで気づいたこと
失敗の中で気づいたことを生かした結果、「聴いて」「読んで」「音読」することにしました。今思うと、英語のプロフェッショナルがさんざん話している方法です。
やり方はいたってシンプル。英語のニュースでも、TOEICの問題でもなんでもよいのですが、まず聴きます。次に、英文やその訳を読んで、内容を理解します。そして、英語で音読。この時、テキストを読んだり、英語の音を聞いて音読していました。これを1文章につき3回は繰り返します。
すると、英語が聴き取れるようになってきました。音読したことがある文章なら、次に聴くときにはかなり内容がわかるようになりますし、同時に、似たような速さやレベルのものも、たいてい聴くことができます。
こうして「聴く耳」ができてくると、TOEICリスニング問題の8割は得点できるようになりました。
なぜなら、問題自体は「ジョンは明日の会議に出席するのか?」といった、日常レベルのありふれた話なので、聴ければ難なく答えられるからです。
具体的なリスニングトレーニング法
最後に、具体的にトレーニングの方法を書いてみます。「聴いて」「読んで」「音読」のステップで考えてみました。
「聴いて」は、文字通り英語の音声を聞くことです。その音声も、ニュースのようにはっきり分かりやすい発音で、あまり早すぎないものが良いと思います。
「読んで」は、音声を書きだした英語スクリプト(台本)や、日本語訳や単語の解説を読むことです。頭に予備知識ができるので、英語音声の内容が頭に入りやすくなり、英語の音声がよりしみこみやすくなります。
「音読」は、英語音声を追っかけながらスクリプトを読んだり、音声を聞いた瞬間に真似てしゃべったりすれば良いでしょう。スクリプトだけ読んで、チェックで音声を聞くという方法でもOKです。電車のかであれば、心の中で発声します。
教材は音読ができるものがベスト!
トレーニングとして必要なのは、以上の3点。ですから、教材もこの方法に沿って考えればよいと思います。英語音声だけでなく、スクリプトや日本語訳があるものが必要です。例えば、TOEICの参考書。リスニング問題集の音声をそのまま拝借すれば、十分トレーニングになります。リスニング問題を「聴いて」「読んで」「音読」します。これを最低3回は繰り返します。参考書1冊分やってみるだけで、大分変わります。
また、TOEIC対策も含めて、広範な英語能力を高めたいのならば、実績のあるトレーニング教材を使うことも良いと思います。私の義父は、海外で仕事をするにあたって、アルクの「ヒアリングマラソン」を愛用していました。私もまねしていますが、30年間売れているロングセラーで、「聴いて」「読んで」「音読」をもれなくカバーした練習方法と、手厚いサポートが提供されています。このような通信教育も、リスニングの集中特訓には良いと思います。
ただ、ヒアリングマラソンは1年間が標準で、続かなかった時の精神的ダメージが大きいので、人に勧めるときは6か月コースからやってみればと話しています。
さて、何を使うかはともかく、リスニングを集中的に強化しようと思ったら、「聴いて」「読んで」「音読」が大事です。これをきちんとやれば、TOEICのリスニングスコアは難なく上がります。
ぜひ、だまされたと思ってチャレンジしてみてくださいね!
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