2013年4月16日

[雑記ノート] インターネットの情報に惑わされない「コンパクトな英語勉強法」を考える


こんにちはShige-sanです。13回目の雑記ノートです。

今日のテーマは「いかにコンパクトに英語を学ぶか」です。

TOEIC業界では「特急シリーズ」のような、要点解説と演習ができるコンパクトな参考書が売れているようです。これは一つのシグナルような気がしてなりません。

それは、「情報を絞り込んでほしい」という欲求の高まりです。

「英語の勉強法」をインターネットで検索すると、山のような結果にたどり着きます。「聞くだけで英語が上達する」という話から、当ブログのように「音読が大事」だとか、「聴いて書き取るディクテーションが効果的」など、さまざまな言われようです。

語学の勉強法は、「やってみないと効果がわからない」という性質があります。その方法が効果的か、事前に検証できないのです。さらに難しいことに、当人の学習段階や目的によって、最適な勉強法は異なりますので、なにが正しい方法かを大量の情報の中から判別するのは無理があります。

インターネットが普及し、日々膨大な情報にさらされているからこそ、逆にコンパクトで必要最低限の情報に絞って教えてくれるものが重宝されるようになるのだと思います。

もちろん、膨大な情報からなんとか役に立つ情報を選別する方がよいという考え方もありますが、「なにが役に立つかあらかじめ分からない」以上、望んでも仕方ないのかもしれません。

もし、自分に合った勉強法にたどり着こうとするのなら、仮説を立てることです。

例えば、「聴いていれば英語を身に付く」という教材が、自分にとって必要か、どのように判定したらよいでしょうか? 仮に、この教材を検討する人が、TOEICスコアアップを狙っている人だとします。

ネットで調べる前に、当面の目的であるTOEICテストに求められる能力を考えます。TOEICテストは、「リスニング問題」と「リーディング問題」で構成されています。リスニングは「会話問題を聴き取り、正しい返答を選ぶ」問題です。リーディング問題は「正しい文法・語彙・品詞を選択する問題」と、「英文読解問題」があります。

となると必要な能力は、「聴き取り」と「文法、語彙、品詞の理解」「読解力」です。ですから、仮に英語を聞いて能力がつくとしても、それだけでは足りないことが分かります。できるなら、これらの能力をまとめて勉強できる方法がよいということになります。また、自分の苦手な部分もきちんと把握すれば、より効果的に学べます。

このように根本から考えれば、必要な勉強法が見えてきます。もちろん、仮説ですからちょっと違うなと思えば、修正して正解に近づけばよいのです。

「コンパクトに英語を学びたい」という欲求の高まりは分かりますが、それを商品やサービスが簡単に解決してくれるというのは、なかなか難しいかもしれません。

「なぜその本やサービスなのか」を、自分の中で考えておかなければ、いくらコンパクトに内容がまとまっていても、的外れかもしれないからです。

コンパクトに勉強したいのなら、勉強すべき対象と自分の能力をきちんと把握しなければならないのです。


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