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忙しいビジネスパーソンの最大の悩みは、学習時間をいかに創るかです。
ここはビジネスフレーム(考えを整理する枠組み)もどきを使って整理しましょう。
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| 約2カ月学習フレーム 例 |
縦軸は期間を表しています。横軸は「学習できる時間」で、黄色い部分には場所を入れます。私の場合は通勤・帰宅時間は電車内、昼休みは会社の会議室、帰宅前はドトール、休日も近所のドトールで各30~1時間くらい学習していました。”コマ切れの時間でも良いので学習できる隙を探す”ことが重要です。
次は白色の枠。ここには「なにを学習するか」を入れます。今回は、文法を最初の3週間でやると「決めました」。本当に終わるかは別です。2カ月でやるなら これくらいのペースで行きたいという「希望」でもかまいません。
4~6週目はリーディングの参考書をやることにしました。また、並行して1~6週の間は通勤と帰宅時間にスマートフォンなどで英語音声を「流し聴き」にします。自分でもなんとなくわかるスピードや語彙レベルのものを聴くのです。
ラストの7~9週目はリスニングの参考書をやることにします。この期間の通勤・帰宅時はリスニング問題を聴きながら、本で参考書を追います。
直前3日前には、公式問題集の模試2回分をやって「どれくら時間が足りないのか」を掴んで、本番時にパニックにならないようにします。
さて、計画を立てました。やはりビジネスパーソンですから、”目標必達”と言いたいところです。しかし、そんなにうまくいかない場合もあるはずです。計画と現実のずれを知り、今後の学習ペースを掴むことも重要です。注意したいのは、”参考書のかけもちはせず、一冊やってから次”の原則をはずさないことです。文法の学習期間が4週間に伸びそうなら、それで良いのです。その代わり、お尻は決まっていますから、リーディングとリスニングの期間を減らします。
こうして「やること」を決めておけば、同時に「やらないこと」も決まります。効率的な学習のためには、集中と選択が大事なのです。
最後にまとめましょう。
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学習時間を作るには、フレームで計画を立ててみます。横軸に学習できる時間と場所、縦軸に期間です。時間確保のコツは”コマ切れの時間でも良いので学習できる隙を探す”です。また、計画通り進まなくても、参考書のかけもちは厳禁です。大事なのは集中と選択です。
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