2013年7月22日

[雑記ノート] BBCから参議院選挙後のビジネスを考える

Blind Daruma Buddha
Blind Daruma Buddha / timtak

ビジネスでは政治の動きも重要な情報です。

BBCから手掛かりを得てちょっとだけ考えてみましょう。

7月20日付"Japan election: Abe set to win key upper house vote"にある、Rupert Wingfield-Hayes記者のレポートにヒントがありました。

"But to keep the growth going economists say Mr Abe needs to push through painful and unpopular structural reforms. Control of both the upper and lower houses of parliament would give Mr Abe the power he says he needs to enact those reforms. "

参議院選挙で自民党が勝つと、両院で安倍内閣や自民党提出の法案が通し易くなります。また、政治家は選挙が気になるため世論に迎合しがちですが、衆参両院の大きな選挙が片付き、今後当分選挙がないことから、じっくりと政策課題を実施できる環境が整います。


そしてこの記事です。日本の多くの政策課題は" painful and unpopular structural reforms"が伴います。少子高齢化で、医療・福祉・年金などの社会保障は継続が難しくなっています。また、経済でも時代に合わなくなった労働者の解雇規制について議論が交わされています。これらは、高齢者や労働者に変化と痛みを要求する課題です。


安倍内閣にはこうした難しい課題に対応するための時間的余裕を得た訳です。


ビジネスパーソンとしては、ここに新しいチャンスを見出したいところです。老後の不安が増すのなら、安心を提供するサービスを考える。サラリーマンが解雇されやすくなるのだったら、人材サービス業はもっと活躍場が出てきます。また、今まで人材の質の面で不利だったベンチャーや中小企業にも、人材獲得のチャンスが広がるかもしれません。


たぶん、日本の大手メディアはこの変化のほとんどを悲観的に報じるでしょうが、ビジネス面で見れば、変化はチャンスの宝庫なのです。


支持・不支持はひとまずおいて、自民党の公約などを見て、どんな変化をしようとしているのか押さえておくことは大事なことだと思いますよ!


ちなみに、僕は非自民系に投票しましたが・・・。

▼ 自民党公約サイト
  https://special.jimin.jp/
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