| テクニックはかなり勉強になりました! |
個人的に感じていたTOEICテストの解答パターンが整理して目の前に現れたと思いました。
対策本のなかでもかなり良い本ではないでしょうか。
本のデータ
- 対象:初~中級者・英文法が一通り理解できる方
- 本書が勧める学習法
1日目
↓ テスト形式と攻略の基本パターン
↓ 練習問題
↓ 攻略ポイント解説
2日目
↓ 確認問題
↓ スコアに差が出るフレーズ40
↓ 攻略のまとめ - 主な内容
攻略の準備
リスニング問題攻略 Part 1 ~4
リーディング攻略 Part 5 ~ 7
別冊 テクニック集
レビュー
本書の最大の武器はTOEICの問題パターンと解答テクニックをツボを押さえてこれでもかと教えてくれるところでしょう。別冊までテクニック集です!!
例えば、リスニングセクション Part2の解説では、「疑問詞だったらこの答え」とか「Why not ~ みたいな定型的な聴き方だったらこう答える」とか、TOEICをよく受験する人ならうなずける内容のはずです。
問題、質問文、選択肢のパターンがよく押さえられていますし、説明も分かりやすい。
リーディングセクションの解説も目から鱗です。例えば、Part5対策。40問あるので時間を失いやすいこのパート。「品詞問題 10、語彙問題 10、文法問題 20」の割合(目安)だから、単語を知らなければ解けない語彙問題は分からなければ捨てるというアドバイスがありました。素晴らしい。実践でかなり役立ちます。普通は解答に悩んで時間をロスするからです。
その他のパートのテクニックもうなずきまくりでした。
随分きちんと分析されたんだなと思える内容です。
本書の形式は最近流行している総合対策本です。リスニングセクション(Part1~4)とリーディングセクション(Part5~7)の対策にとどまらず、当日の時間配分から、教材の使い方まで丁寧に教えてくれます。
効果的な使い方は、この1冊を3~4回繰り返して読み、練習することです。スコア500~600点レベルの人は上乗せが期待できます。
ただし、テクニック本なので英文法が予め分かっているレベルが前提ですよ。
CDの音声は「公式と同じくらいのスピード」。スピーカーもTOEICテストに準じた四ヶ国語で男女のバランスも取れています。
練習問題の解説は他と比べて遜色ありません。難易度も本番並みでちょうどいいです。
さて、やや残念な部分。それは「模試」がついていないこと。もちろん、本書は「解答テクニック」に集中しているので贅沢な悩みかもしれません。このあたりは、公式問題集などで補えば良いでしょう。
また、高得点の受験者にとっては生ぬるい部分も多いため、もう少し難しい本でセクション毎の練習に集中したりする方が良いでしょう。もちろん、テクニックの確認用として使えます。
本書は「全パート総合対策」の名に恥じない本です。
ぽちっと応援よろしくお願いいたします!




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