2013年3月2日

[英単語×時事] どんだけ嫌いなんだ! 中国のレストランがあいつもこいつもお断り!(by BBC)


日本人、フィリピン人、ベトナム人、犬。

おぉ、堂々の第一位は日本人ですかっ!

というわけで、ファーウェストのイギリスでも小ネタとして扱われているのがこれ。

The Beijing Snacks restaurant posted a notice saying that Japanese, Filipino and Vietnamese patrons are not welcome - and neither are dogs.
"All three nations are involved in long-running maritime disputes with China over national boundaries in the East and South China Seas."
"China restaurant bans Asian maritime dispute citizens", 
BBC, 27 February 2013

北京の飲み屋で"Japanese, Filipino and Vietnamese patrons are not welcom"(日本とフィリピンとベトナム関係者・・・と犬はお断り)という"a notice"(注意書き)が張り出されました。

犬以外は中国と領土問題で争っている国ですね。

これらの国々は中国と"in long-running maritime disputes"(延々と海洋[領土]論争)でもめてるんです。だから、安倍政権が発足するや大臣が東南アジアめぐりをしました。

「ちょっと中国さんって最近困りますよね。なんとか一緒に抗議しませんかぁ」と根回しする訳です。

中国さんは、「おめぇらふざけんな」となります。

そんな喧嘩はさておき、名指しされた国の反応が最後の方にありました。


  ベトナム人超怒ってます! 偉い人まで怒ってる!

  フィリピン人、ちょっと怒ってる!

  日本人・・・コメントなし。


まぁ、日本人にとっちゃ年中行事だしねぇ。

BBCにゃ悪いけど、別になんとも思わんですたい。フランス人が「イギリス氏ねっ」て言っても、「あーそうですか。フォアグラでも食って寝な」と言って怒らんのと同じです。

ところで、BBCが戦略的に触れている箇所があります。

「台湾」です。

中国は台湾との間でも海洋領土問題を抱えています。でも、中国は台湾を自国の一自治体とみなす立場をとっているで、台湾人お断りとは書けない訳です。実質的に台湾は別の統治機構を持った国なのですが・・。

そこをきちんと突いてくるBBC。さすが、よーわかってるなぁと唸らざるを得ません。

※"patron"(奨励者・保護者)という単語はマイルドに意訳したけど、本当のニュアンスはどんな感じなんでしょうか?>詳しい方


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