2013年2月28日

[英単語×時事] イタリアがミセスワタナベをぶった切った日 (by BBC)


きゃー、イタリア様すごすぎっ!

2月26日の深夜、イタリア様のおかげでFX(外貨証拠金取引)好きの個人投資家が軒並み大損失を出して爆死しました。安倍首相のご祝儀景気で稼いだお金がチャラになった方もいらっしゃるとか。

そんなイタリアに何が起こったのか? BBCで関連記事を探してみました。

Italy's borrowing costs rose sharply at an auction on Wednesday, in the first test of its ability to borrow money long-term at affordable rates after the country's inconclusive election result.
"Italy's borrowing costs surge after election stalemate",
 BBC News, 27 February 2013
http://www.bbc.co.uk/news/business-21601306

26日にイタリアで議会選挙が行われて、借金経済を立て直そうとしていたモンティ首相の党が負けました。逆にイケイケどんどんのベルルスコーニ前首相の党などが中途半端に躍進。どの党も議会の過半数を取れないにらめっこ状態へ・・・。


これでは何も決まらない・・・orz。


ヨーロッパ第3位の経済規模を持つイタリアが迷走して破産しかねないと国際社会は大騒ぎです。その結果、"Italy's borrowing costs rose sharply at an auction on Wednesday"(水曜日の入札でイタリアの借入コストが急激に上がった)訳です。

これだけでは非常に分かりにくいっ! きちんと読んでみるとこうです。

"borrowing costs"(借入費用)はイタリア国債の利率の話です。「イタリアに金を貸すのは危ないから利率は高めでよろしくね!」と貸し手(海外の銀行の人たち)が言うものだから、費用が"rose sharply"(急上昇)となります。


すごく単純に言うとサラ金地獄と同じです。


ちなみに、国債の利率は"auction"(入札)で決まるのですよ!

また、そんな状況ですから新政権が"at affordable rates"(手ごろな利率)で"borrow money long-term"(長期でお金を借りる)ことができるか疑問がもたれています。ですから、"the first test"(最初の関門)になるのです。長期というのは10年で返済する国債のことです。

んな先のことはわからない?

いや、ちゃんと借りることができないと、もうイタリア様は首が回りません。そうなるとヨーロッパ経済が大打撃を受けて世界経済が大混乱なんです・・・。


で、なんで日本の"Mrs.ワタナベ"(日本のデイトレーダー)をぶった切ったかって?


3円動いただけでも、Mrs.ワタナベは死ねるのですよ! 下の参考リンクを読んでみてください! そんな私もその昔に外貨取引で大損失を出した記憶がよみがえってきました~。


▼ 参考リンク (外部リンク)

 ・[Wikipedia] ミセスワタナベ

 ・[Naver まとめ] イタリアショック!!反緊縮派躍進で円急騰!FX民は阿鼻叫喚


▼ 関連書籍 ~ 世の中のお金の仕組みを学ぶとニュースが読み易いですよ!

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