スコア600点から+200点のスコアアップを短期間で狙う勉強法を一緒に考えましょう。なお、この記事は「説明されれば英文法は大抵のことが分かるレベルの方」を想定しています。
まず最初に、中級レベルの方にありがちな勉強迷走パターンを覗いています。
- TOEICとは関係ないリスニング教材にあちこち手を出す
- 適当に英語音声を聞き流している
- 他の教材に忙しく、テスト直前にしかTOEIC対策をしない
思い当たる節はありませんか? 中級レベルになると、どの教材に当たっても「イケる」気がして、やることが散漫になりがちです。しかし、TOEICスコアアップには、”TOEIC対策に絞る”ことが肝心です。
その1では、目標設定、勉強ポイントなどをお話します。
2カ月で800点を目標にすることを決定する
目標は2カ月で800点とします。そう簡単ではありませんが、高い目標を短期間にこなそうとするからこそ、計画と勉強範囲の選択と集中が図る必要があります。リスニング、リーディング分野別対策に徹する
中級者ですから、ほぼ文法も分かり、単語力もそれなりのレベルです。そのため、基本的な勉強方針は”TOEICテストに沿ったリスニング、リーディング分野別対策”に徹することが重要です。勉強の順序としては下記となります。- 各パートの設問、解答パターンを把握する
- リーディング・リスニング問題を集中練習する
- 時間配分を叩き込む
2ヶ月間、この3点に集中することが大事です。
1つの教材を徹底的に使いこむ
教材は1つにつき3周くらい回して、徹底的に使います。リーディング問題集であれば、1周目は普通に解いて解答チェック。たぶんペケが沢山あることでしょう。2周目は間違ったところだけチャレンジします。解答を確認したはずが、また間違っているところがあるはずです。3週目は2周目でさらに間違ったところを解答します。これが終わったら1冊完了とします。
リスニング問題集は、問題を解き解答をチェックした後、単語の意味や設問の訳を確認し、読み上げられた設問をもう一度聴いて、3回以上音読”します。2周目も基本は同じです。リスニングの場合、
1回問題を練習すると”音を聴くとなんとなく解答を思い出してしまう”こともあります。その場合は、設問の音読練習を中心に行いましょう。リスニングの場合、以上の理由から3週目はカットして、次の問題集に行っても良いでしょう。
いずれにせよ、1冊の内容をできる限り吸いつくすつもりで取りかかります。
問題を解きながら単語を増やす
基本は”問題を解きながら覚える”ことが大事です。リーディング問題を勉強していると、似たような単語がしょっちゅう出てきます。ノートの隅にスペルと意味をメモしておく程度でOKです。問題をこなしているうちに、同じ単語に何度も出会って覚えるのが基本です。もし単語力を別途鍛えるのならば、”TOEIC向け単語帳で、通勤時間などの隙間時間を利用して勉強”をお勧めします。あくまでメインはTOEIC試験そのものの対策に集中します。
→(次)スコア600点→800点へのSimple Step ~ その2 勉強計画を立てる
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